About
PCDとは
PCDとは、Processing Community Day(プロセッシング・コミュニティー・デー)の略です。
Processing のユーザーの交流イベントで、アートとプログラミングのコミュニティの多様性を祝って
世界各地で2020年上半期の間に開催されます。
東京では Yahoo! JAPAN 様の協力のもと、2020年2月1日に Yahoo! LODGE にて開催されます。
Processing のパイオニアや若手アーティストらによる講演やワークショップを通じて、
クリエイティブなハックやアートに直に触れることができます。
> Processing Community
Day Worldwide
> PCD Tokyo 2019 ウェブサイト
> PCD Tokyo 2019 レポート(稗田)
> PCD Tokyo 2019 レポート(永松)
Processingとは
マサチューセッツ工科大学メディアラボ発祥の教育用プログラミング言語で、世界中で親しまれています。
プログラミングの入門だけでなく、メディア・アートや科学研究など幅広い分野で用いられています。
> Processing
> Processing Foundation
具体的な企画は?
Processing を作品制作に活用しているアーティストや
研究者の基調講演やライトニングトーク(一人10分程度のプレゼンテーション)等を企画しています。
また、初学者向けのワークショップや、インタラクティブ、グラフィック、デザイン、機械学習といった
様々なテーマに特化したワークショップも行います。
少人数に分かれての集中型のものを複数企画しており、講師と対話しながら学ぶことができますので、
初学者や独学者たちも奮ってご参加ください!
Timetable
Keynote
10:40
杉原 聡「Processingによる建築設計 - コンピュテーショナルデザインの実践」
建築分野において、ルールやアルゴリズムで建築設計を行うコンピュテーショナル・デザインが近年広まっています。2007年よりコンピュテーショナル・デザイナーとして活動している講演者がコンピューター・サイエンス→メディア・アート→建築と分野を遷り変る中での3Dコンピュテーション環境の変遷や、コンピュテーショナル・デザインに必要な知識や代表的な手法、またそれを用いて設計・建設されたプロジェクトを通じて、コンピュテーションによって可能となった建築の形を紹介します。
11:20
松本 昭彦「音楽とアルゴリズム ~歴史・テクノロジー・アート~」
本講演はアルゴリズミックなものの考え方を分野を限定せず応用することを目指し、音楽の作曲の世界を1例にその技法や美、創造性、芸術についての実践や展開の可能性を検証します。
アルゴリズミックな表現は音楽の世界では古くから存在し、1950年代のレジャレン・ヒラーの時代から既にアルゴリズミックな作曲による生成音楽が存在していますが、実はコンピューターが20世紀に登場するはるか以前からその萌芽を見ることができます。
音符という離散的なデジタル表現と親和性が高い概念の組み立てにより設計されてきた音楽の歴史の中に、いかにアルゴリズムを見いだすことができ、それらをモデル化することで様々な表現に応用し技法や発想を応用できるのか、音楽の世界の外側の人たちに向けてその応用の可能性を紹介します。
Presentation
Workshop
10:00 - 12:00
のり先生/佐藤正範「小中学生向け"お絵かきアプリ"プログラミング体験」
本ワークショップは小学校3年生〜中学生までが対象の教育用プログラミング言語Processingをはじめて触れる子どもたち向けの内容です。Processingは簡単な英単語と数字を組み合わせるだけで、コンピュータの画面で好きな絵を描かせたり、簡単なアニメーションを動かさせたりすることができるプログラミング環境です。活動では子どもたち自身がオリジナルの絵を表示させたり、簡単なオリジナルスマホアプリを作ったりします。
13:00 - 14:50
田所 淳「Teachable Machineとml5.jsとp5.jsで機械学習プログラミング入門」
このワークショップでは、Googleの開発したTeachable Machineというオンラインで機械学習が可能なサイトと、p5.js、さらに機械学習のためのJavaScriptのライブラリーであるml5.jsを組み合わせて、学習させた画像や音声を利用したインタラクティブなコンテンツの作成に挑戦します。
13:00 - 14:50
Atsushi Asakura / aadebdeb「Processingユーザーのためのシェーダーアート入門」
シェーダーは3D CGの頂点位置計算や陰影計算のためにGPUで実行されるプログラムです。このシェーダーを(本来の意図から逸脱して)使用したビジュアル表現はシェーダーアートと呼ばれ、クリエイティブコーディングの一つとして親しまれています。本ワークショップではGLSLというシェーダー言語によるシェーダーアートについて基礎からハンズオン形式で解説します。
13:00 - 14:50
FAL「p5.js でゲーム制作」
p5.js を使ったミニゲーム作りを体験します。 何もないところから始め、ちょっとずつコードを書き足していき、最終的にはあなただけのオリジナルのゲームが作れるようになることでしょう。 いろんなゲームに共通するプログラムの作り方を知ることで、ゲームに限らず今後の作品作りに役立てられるような内容にできればと思います。
15:00 - 16:50
巴山竜来「群からつくるジェネラティブアート」
かたちの対称性は群という数学的構造によって表すことができます.『数学から創るジェネラティブアート』第9章をもとに,対称性と群,そこからつくるかたちについて学びます.この本では2Dグラフィックスしか扱っていませんでしたが,シェーダを使ってそれを3Dに応用する技法も紹介します.
15:00 - 16:50
ayakooo / Ayako Okamura 「Ableton × Processing - 音/MIDIに連動するグラフィック」
Ableton LiveとProcessingで、音と映像を同時制御します。Abletonは音楽制作ソフトですが、visualプログラミングとの連携も簡単に行えます。初心者でも作れるようにテンプレートを使用します。徐々に音と映像を発展させ、オリジナルのライブパフォーマンスを作りましょう。
15:00 - 16:50
@reona396「Processingでクリエイティブコーダーデビュー!」
Processingでクリエイティブコーダーデビューしてみませんか?
本ワークショップでは、Processing初心者の方向けにプログラミングの基礎や考え方をお伝えし、クリエイティブコーディングの第一歩を踏み出すお手伝いをします。
Ticket
※ワークショップ参加についてはお一人様一を選択して受講することができます。
※のり先生/佐藤正範によるワークショップは小学校3年生〜中学生までが対象です。
※のり先生/佐藤正範によるワークショップは20人、そのほかのワークショップは1コマ15人が参加可能です。